前編
後編

学生が作るおいしいランチ!【給食管理実習】

食物

今回は有尾先生のインタビュー(https://ai-bunkyo.ac.jp/life-plus/2022/08/03/学内インタビュー 有尾先生/ )で話していた、「給食管理実習」の授業について紹介します!

食物栄養専攻2年生の友人「T.Aちゃん」に詳しいお話を聞きました。

↑ピースしてくれるお茶目な学生さん(笑)

<給食管理実習について>

学 生:まず、給食管理実習ってどんな授業なの?

T.A:これは2年生の授業なんだけど、毎週金曜日に100食の給食を作るんだよ。作った給食は学内の先生や食物栄養の1年生、食券を購入してくれた学生に振る舞うんだ。あと、食物アレルギー対応の献立もあるよ。

 

<授業の流れについて>

学生:なるほどね。授業はどうやって進んでるの?

T.A:最初に自分たちで献立を考えてるよ

学 生:すごい!一から考えてるの?

T.A:そうだよ~自分の食べたいもののレシピ本やインターネットで検索して、栄養所要量に気を付けながら作ってるよ!献立を作ったら期日までに先生に提出して、手直ししてもらってるの。

学 生:へえ~!あれ、そういえば食物栄養のクラスって何人学生がいるんだっけ?

T.A:37人。

学 生:全員が献立を考えるってことは、もしかしたら採用されない献立もあるってこと?

T.A:そうだね。班ごとに話し合ってどの献立を作るか決めて、採用された献立をさらによいものにするために試作をして再度栄養素量を計算するんだよ。他の班員は採用されたレシピを模造紙に書いて、作り方をすぐに見られるよう厨房内に張る作業をするんだよ。

 

<調理について>

学 生:みんな調理前から頑張ってるんだね。調理中はどうだった?

T.A:まずは前日準備をするよ。材料の検収では傷んでないか、注文した量が届いてるかを確認するんだ。そして、前日に調理できる食材を切って下ごしらえをしたよ。

学 生:前日からやることがたくさんあるんだね。

T.A:当日に関して言えば、全員が調理に入るから厨房が狭く感じるかな(笑)。あと、厨房がウェット式(※1)だから床が濡れてるんだよね。役割分担に関しては切裁(切る)係、配膳係とかが決まってて、終わったら他の班員を手伝ってたよ。

学 生:大変そう!食物アレルギー対応献立の調理はもっと大変だったんじゃない?

T.A:アレルギーでもそんなに変わらなかったよ。ただ、アレルギー物質が入ってないかは注意したかな。

学 生:確かに、気を使わないといけないね。じゃあ、一番大変だったことは何だった?

T.A:うーん、全部大変なんだけど、特に大変だったのは盛り付けだな~。盛り付け方や切り方が決まってるから手を抜けないのが大変。人に提供するものだから気を使ったな。

学 生:そうだね、人に出すって考えたら緊張するね。給食はどのくらい作ってたの?

T.A:A献立とB献立があるんだけど、それぞれ50食分ずつ食ってたよ。あとは自分たちの分も。班によってA献立を担当する班、B献立を担当する班が決まってるんだよ。

学 生:うわ、そんなに作るんだ!大変すぎる…。

T.A:うん、大変だった(笑)。

でも、自分たちも食べられるから、それを楽しみに頑張ってた!

学 生:いいモチベーションだね!

 

※1:作業過程で使用する水や湯を直接床に流し、床の勾配によって、排水溝に集め排水するシステム。床の汚れを気にせず厨房作業が出来る他、水をホースで撒くことが出来るので掃除が容易だというメリットがある。

↑実は私とのツーショット写真でした!

<最後に>

学 生:じゃあ、最後に一言よろしくお願いします!

T.A:すごく大変だったけど、みんなのおかげで美味しいものがたくさん食べられました。みんな天才です(笑)。

学 生:私たちも食べたけど、すごく美味しかったよ~。

それでは、これでインタビューを終わります。ありがとうございました!

T.A:こちらこそありがとうございました!

 

→続いては、個人的に好きだった献立紹介に移ります!

 

【おまけ】

Q.なんで全員が献立作成をするの?

A.有尾先生から教えていただいたのですが、全員に献立作成をさせているのは、献立の基本をしっかり学ばせるためだそうです。確かに、自分で献立を作ったらより理解が深まりそうですね!

それでは、個人的に好きだった「給食管理実習」のランチメニューを4つ紹介します♪

 

(1)A献立:【5月27日

左下…ごはん             右上…鶏肉の照り焼き

上中…チンゲン菜のピーナッツ和え   下中…ミネストローネ

真ん中左…きなこプリン

<感想>

鶏肉の照り焼きは柔らかく、よく味が染みていて美味しかったです!

ミネストローネは具沢山で、ヤングコーンも入っていました。珍しい!

また、きなこプリンなるものを初めて食べたのですが、想像以上の美味しさでした。きなこの味がしっかりついてて、普通のプリンよりももったりしています。お店で出せるくらいクオリティが高かったです。

(2)A献立:【6月24日

左下…ごはん           右上…オクラの豚バラまき

右上…じゃがいもの和風サラダ   右下…冷や汁

真ん中…千切り大根の煮物     左上…フルーツ寒天

<感想>

アスパラガスなどを豚バラで巻くのはたくさんあるけれど、オクラを巻くのは斬新…。味はとても美味しかったです。アスパラガスを巻くよりも太っちょで可愛いし、切り口も星型なので見た目もおしゃれな感じがします。

この時期はちょうど気温が暑くなり始めたときだったので、冷や汁がより美味しく感じられました。さっぱりしていて飲みやすい!

また、冷たく喉を通りやすいフルーツ寒天もこの時期にぴったりでした。暑さのせいで食欲が無くなる人にもおすすめのデザートです。

 

(3)【7月15日

 

左上…帆立のワイン蒸し/ブロッコリーのガーリックオイルがけ/かぼちゃとベーコンのテリーヌ

右…米粉パン/バジルパン

左下…おからメンチカツ   右上…山の幸キューブサラダ

右下…コンソメスープ    左上…おさつプリン

また、写真に写ってはないのですが、レッドビーンズクッキーというお持ち帰り用のお菓子もありました。

<感想>

パンの食感はしっとりとしていて柔らかく、美味しかったです。また、バジルの風味がとても良かったです。米粉パンはコーンのほんのりとした甘みがありました。

メンチカツはおからで作られていたのですが、おからとは思えないような仕上がりでした。子どもでも食べやすい一品です!

サラダはキューブ状で可愛らしく、オクラも入っていたため、見た目がポップでした。正方形にカットされていたため普通のサラダよりも食感がしゃきしゃきとしていました。芋は柔らかく食べやすかったです。

かぼちゃのテリーヌは、濃厚なかぼちゃとベーコンの風味が口に広がり、舌にのせた瞬間溶けていきました。甘くて味わい深かったです。

おさつプリンのカラメルは黒蜜に似ており、おさつの味とマッチして何個でも食べられる美味しさです。

 

(4)【7月22日

左下…赤飯  右上…魚のねぎ味噌焼き/夏野菜の天ぷら

左上…鶏肉のマーマレード焼き/夏野菜のポン酢ジュレのせ/ツナ卵焼き/水まんじゅう

右下…冬瓜のそぼろあんかけ/巾着煮/きのこのワイン蒸し

お椀…そうめんの清汁

<感想>

給食管理実習最後のメニュー、「松花堂弁当」です。食堂の飾りつけ、お品書き、敷き紙、箸袋も学生の皆さんが考案しているそうです。また、おしながきは書道有段者の学生が書いています。上手すぎる!

蓋をあけると、ごはんがとても綺麗に敷き詰められています。見た目が華やかで美しいです。お赤飯はお花の形をしていて可愛い!

見た目だけでなく、味も素晴らしい!天ぷらのかき揚げは甘みが強く、おやつ感覚で食べられます。きのこのワイン蒸しはほんのりとワインが香り、上品な味がしました。きのこが苦手な人でも美味しく食べられます。

水まんじゅうは思っていたよりも重たくなく、甘さもほどほどで食べやすかったです。大福に近い感じがします。美味しい!

 

食物栄養の学生さん、前期はお疲れさまでした!ランチはどれも美味しかったです。

とても美味しく、栄養素にこだわったランチが500円で食べられます。みなさんもぜひ食べてみてください♪(※教員と学生のみ)

 

【おまけ】

ランチを食べるまでの様子です!

←ランチを予約したときにもらえるチケットを係りの人に渡すと食堂内に入ることができます。

「お願いしまーす!」

「お願いします」

 

学生さんが席まで案内してくれます。すごく丁寧です!

食事中…。料理を席まで持ってきてくれます。とっても美味しい!

調理場で頑張る学生のみなさん。

おいしいご飯を作っていただきありがとうございました♪

 

 

PICK UP

おすすめ記事

子ども

「文教音楽祭2024に向けて」

教育

情報デザイン検定とWeb制作演習の授業について

卒業研究

愛知文教女子短期大学 産学連携開発商品紹介ホームページ

卒業研究

稲沢公園再整備プロジェクト2024