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2023卒業研究『産学連携イベントでSDGsを実践~未来へつなぐ自然と文化~』

卒業研究

皆さんは人との繋がりを感じたことはあるだろうか?ある教師の言葉には、「人」という字は人と人が支えあっている姿を表したもの、とある。実際に私たちは家族・友人だけでなく様々な人と関わり、知らない人とも繋がっていたりする。しかし、最近では感染症などの影響で人と関わることがなくなり、繋がりを感じなくなったと考えました。そこで、SDGsにもあるようにパートナーシップを意識し、再び繋がりを作るために2つのイベントを考案・実施することにした、愛知文教女子短期大学 生活文化学科 生活文化専攻の2年生の卒業研究の取組みを紹介します。

産学連携イベントでSDGsを実践 報告書

2つの実践プロジェクト
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年4月に緊急事態宣言が発令され、密を避ける必要性や、単身者が増加したことで、1人で行動する人が増えた。また、共働き家庭が増え、親子で同じ時間や経験を共有する時間も減り人間関係が希薄になっている。新型コロナウイルス感染症の影響により、文化行事や地域行事が中止され、蓄積されていたイベント開催のノウハウや経験値が失われ、コロナが5類に引き下げられても再開できないイベントも多くある。環境についても、ウイルス対策を最優先し、使い捨てマスクや手袋、デリバリーやテイクアウトのパッケージのごみなど、家庭ごみが増えても後回しにしている。そこで、「環境や文化を継承し守っていく」「親子や大切な人と新しいことを楽しく学ぶ」ことを目的に、 環境問題について学ぶことや文化に触れることを、誰かと一緒に思い出を共有し、楽しんでもらえるようなイベントとして、SDGsにもあるようにパートナーシップを意識し、学外の方と連携した実践プロジェクトを2つ行いました。

親子で学ぶサマーカレッジーミツバチから学ぼうSDGsー ハチを学ぶんぶん
8月5日(土)に稲沢福祉会館で、ハチを通して環境を学ぶ親子講座を行いました。小学生21名、幼児2名、中学生、1名、大人13名、合計37名が参加しました。講師は、稲沢市で養蜂活動をしている藤谷さんと、祖父江のホタルを守る会会長の山内さんにお願いをしました。ミツバチから環境問題を考える講座を実施し、ハチの見分け方や、ハチの大切さなどの講義を受けた後、巣箱の観察やハチミツの試食、防護服体験など、演習を行いました。自由研究につなげることができるように、書籍を置いたり、質問の時間をとったりと、親子でハチへの意識や環境問題を考える講座となりました。

<開催概要>
日時  2023年8月5日(土)13:30~15:30
会場  稲沢市勤労福祉会館 研修室
内容  ハチを通して環境問題を考える
参加者 小学生と保護者 20組
講師  祖父江のホタルを守る会 藤谷昌代氏、山内晴雄氏

後編へ続く〜(記事上部、右ボタンをクリック)

De La DAGANE夏祭り

エレクトーンプレイヤーの演奏会De La DAGANEのイベントで、追加企画として、開場から開演までの1時間で、楽しめる企画を考えてほしいとお願いされました。わたしたちは、①うちわに花火を咲かせよう、②浴衣姿で楽しもうの2つの企画を提案しました。さらにチラシ作成や配布、告知を行い、学生スタッフも浴衣を着て参加し、来場者と一緒に盆踊りを盛り上げることができ、来場者の思い出に残るイベントになりました。今回の企画は来年もを行いたいと好評であり、来場した方々がうちわに好きなようにシールを貼っている姿を見て、たくさん試行錯誤した甲斐があったと、嬉しくなりました。 1日のイベントを通じて多くの経験を得ることができました。

〈開催概要〉
日時 2023年8月26日(土)13:30~15:30
会場 名古屋文理大学文理フォーラム
目的  De La DAGANEのイベントで夏祭りの
追加イベントを行いイベントを盛り上げる
対象  De La DAGANEの来場者
協力 稲沢市文化振興財団 友利宇一氏

 

産学連携プロジェクトを通じての学び
この2つの取り組みで、新型コロナウイルスの影響で絶たれていた人との繋がりが、親子を中心に再び繋げることができた。そして私たち自身も、専門家や知識を持った方と協力しプロジェクトを実施したことで人とのつながりの大切さを実感しました。もし、このような人との繋がりが途絶えてしまったらやりたいことも実現できなくなってしまうだろう。今回、本学の関わりや先生との繋がりがあったからこそ実現できたことである。築きあげてきた関係性に感謝し、これからも人との繋がりを大切に、環境や文化を継承する活動を続けていきたいです。

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