前編
後編

産学連携「ちょこまる」開発プロジェクト

卒業研究

私たちは1年次から継続して、産学連携商品「ちょこまる」の新商品開発、産学連携商品をPRするプロジェクトを行いました。ぱりまるをもっと広めたいという思いのもと、「ちょこまる」の開発が始まり、商品開発の難しさを経験しましたが、多くの人に知ってもらうためにたくさんの活動をしてきました。そんな私たち愛知文教女子短期大学 生活文化学科 生活文化専攻2年生のプロジェクトについて紹介します。

活動の流れ

 

ちょこまるについて

1年次の始めにぱりまるのリニューアル商品として何を挟んだら良いのか実際に食べながら考え、最終的にアレルゲン対応チョコレート(乳製品不使用)のチョコレートと米ぽんを挟むことに決定し、試作品を授産所高浜安立の「ぱりまる工場」で作成していただきました。その後、ポスターを作成し、小牧市の図書館で1回目の試食アンケートを行いました。しかし、授産所での製造で製造するには、チョコレートの扱いが難しいという課題がありました。そこで、チョコレートを製造している「日幸製菓」にチョコレートについて伺い、私たちの活動や今の現状を知ってもらうプレゼンを行いました。その後、授産所で試作を行い、生産できる数は少ないですが、課題は少しずつ改善されていきました。

商品にするためにパッケージを考案するため2回目の試食アンケート「おいしい」「購入したい」という意見が多く、どんなパッケージか、内容量、コンセプトをアンケートをもとに決定できました。パッケージも相談をし、「みんないっしょのバレンタイン」と題して2月頃に販売ができたらと活動を続けています。

【ぱりまる工場見学】

【ちよこまる試作検討】

【授産所高浜安立とのZOOM会議】

【ちょこまる紹介ポスター】インバウンド需要も考え、英語表記を入れるなど工夫を凝らした

 

【学長へ試作品ができた報告】

【スギ製菓株式会社への訪問】

【日幸製菓株式会社への訪問】

アンケート調査

ちょこまるについて2回の試食アンケートを実施した。
1 回目は小牧市中央図書館は対象者は小牧市中央図書館での食とSDGsのイベントに訪れた100 名である。年齢、味の感想、購入するときの決め手に関する試食アンケート調査から、ほとんどの人が美味しいと回答し万人受けする味であることや、お菓子を購入するときの決め手は「味」「価格」ということが分かった。
2 回目はSDGsAICHI EXPO 2025で対象者は3日間に訪れた方である。質問項目は、性別、年齢、普段買い物をする店、パッケージの好み、バレンタインについて、個数等である。108名からアンケート結果を得られた。シンプルなパッケージが好みである方が多く、個包装の内容量は、6~ 8個が適当であることが分かった。

もっと広く広めるための活動については、後編へ続く〜(記事上部、右ボタンをクリック)

もっと広めるために

■ 小牧フリーペーパー取材
1年次に小牧市フリーペーパー「カミオク」の取材を受けました。初めての取材で、自分たちがやっていることをわかりやすく、説明することに苦戦しました。インタビュー形式の記事として、活動を発信することができました。

■SDGs AICHI EXPO 2023・2024
ブースで産学連携の商品開発を紹介。商品や取組みを説明していく中で、自分の頭の中も整理することができ、質問をされることで、説明をブラッシュアップさせていくことができました。たくさんの人に知っていただく機会となりました。様々な企業や団体の方と知り合うことができ、その後の活動の幅を広げることにつながりました。

■ 第3回SDGs実践コンテスト
「みんないっしょのおいしい笑顔」の取り組みをまとめた書類審査が通り、2024 年 2 月にコンテストのファイナリストとしてプレゼンテーションを行いました。活動を、SDGs の視点から、改めてまとめることで商品の魅力を再確認することができ、より活動の社会的意義を理解することができました。私たちは「サスティナブルで賞」を受賞することができました。

■産学連携商品Webページ 
活動をもっとたくさんの人にわかりやすく伝えるために、産学連携商品の「ぱりまる」「ことちゃんとうふアイス」の Web ページを制作。写真や文字選びに苦労しながらも、商品の説明や、今まで先輩方が行ってきた活動や、商品開発の想いなどをまとめ、発信しています。

■ラジオ番組、YouTube出演
ホンダロジコム株式会社の CBCラジオの番組にゲストとして呼んでいただき、ラジオ媒体でも自分たちの取り組みを伝えることが出来ました。初めてラジオで喋るという機会をいただき、とても緊張しましたが、良い経験をすることができました。ホンダロジコム株式会社のYouTube番組にも出演し、私たちの活動を紹介していただき、多くの人に知ってもらう機会となりました。

「ちょこまる」のこれから

たくさん時間をかけて、たくさんの想いが詰まったちょこまるは今年のバレンタインに販売できるように活動を続けており、多くの人に届く商品になってほしいと考えています。この活動を通して学んだ、「できないことはできる人と」「パートナーシップで目標を達成しよう」は、これから先の私たちの人生においても大切な道しるべとなりました。今回たくさんの方々にお世話になったことを感謝いたします。私たちが先輩たちの思いを引き継いで活動してきたように、後輩たちもこの思いを引き継いで、短大ならではのつながりでこれからも「みんないっしょの笑顔」がもっと広がることを願っています。

 

 

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