私たちが、1年生の時から継続して産学福連携で商品開発してきた、国産大豆でできた「大豆グラノーラ」を紹介します。「イイコト」を食べる、地球と人にやさしい選択を、毎日の食事に取り入ることができる「夢みるグラノーラ」です。
■環境にも健康にも人にもやさしい選択
大豆グラノーラの主原料は、「おからクランチ大豆ミート」です。連携先である「おとうふ工房いしかわ」さんの商品です。
おからクランチ大豆ミートは、おからと脱脂大豆で作った国産100%の大豆ミート。100gあたり39gの植物性たんぱく質と31gの食物繊維を含むなど、栄養がぎゅっと詰まっています。保存も長く、多種多様な用途に使えます。これまで廃棄されていた豆腐を製造する際にできるおからを活用した商品で、環境にもやさしい商品です。
大豆グラノーラは、一般的なグラノーラと違い、主原料に「大豆」を使用しているので、健康志向の方やアクティブなライフスタイルを送る方、そして毎朝忙しい方にぴったりな、嬉しいポイントがたくさん詰まっています。
〇 高タンパク&お腹にやさしい
大豆グラノーラの魅力は、なんといっても高たんぱく&豊富な食物繊維。これにより腹持ちがよく、無駄な間食を防げるのも嬉しいポイントです。
〇運動に”いい栄養”をプラス
大豆由来のたんぱく質がしっかり含まれているので、プロテイン代わりにもおすすめです。
〇 忙しい人にもやさしい“時短朝食”
牛乳やヨーグルトをかけるだけで、手軽に栄養満点の朝食が完成。持ち運びやすいので、職場や学校でも手軽に食べられます。忙しい朝でも、しっかり栄養チャージすることができます。
■味の展開
現在、2つの味を製造販売しています。
〇きなこ味(東浦町のシーダーハウスで製造)
原材料は、おからクランチ、きな粉、ナッツ、ドライフルーツ、塩、砂糖、油脂。
きなこの自然な甘みで牛乳やヨーグルトにかけるのもおすすめです。
〇みたらし味(稲沢市のいちょうで製造)
醬油をベースにした和風な味わいです。ざくざくとした食感が特徴です。
特定原材料8品目不使用の原材料なので、みんな一緒に楽しむことなできます。
■産学福連携商品が商品化された喜び
大豆グラノーラが商品化され、学外活動で大豆グラノーラについて伝える機会などで、地元稲沢以外の違う地域の方に知っていただくことができ、とても嬉しいと思いました。
連携先の方々と実際に関わり貴重な体験ができました。商品となった「大豆グラノーラ」を手にしたときに、開発に携わったものが、形になった実感でき、もっとたくさんの人に食べてもらいたいと思いました。
もっと広く広めるための「イイコトつながるプロジェクト」については、後編へ続く〜(記事上部、右ボタンをクリック)
イイコトつながるプロジェクトについて
おとうふ工房いしかわが中心となり、大学や就労支援施設と連携して商品開発を進める、社会にやさしい産学福連携プロジェクトです。地域・福祉・食の未来をつなぎながら、障がい者の工賃向上や国産大豆の利用促進、地元食材を活用した地産地消など、多様な社会課題の解決を目指しています。味のバリエーションが広がることでブランド力も強まります。「おいしい」が地域に広がることで、良いことが連鎖していくことを大切にしています。また、設備負担や製造ロスを抑えた持続可能な商品づくりに挑戦し、誰もが気軽に“買って社会貢献”ができる未来を目指しています。すべてがつながり、社会がより良い方向へ進むことをゴールに掲げるプロジェクトです。
■食品ロス×SDGsの実施
現代社会では、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した取り組みが広がっています。その中でも「食品ロスを削減」は重要な課題の一つになっています。余ったおからを再利用するので、食品ロスを削減し、資源を無駄にしないを目的とし、地球にも人にも優しい商品を作っています。
「おからの現実」は、おとうふ工房いしかわのInstagramを見てください。
https://www.instagram.com/reel/DCd38NjvAX3/?igsh=MXNpZ2xxOHhsdThkNg==
■福祉施設との連携ー働く喜びを届ける
この大豆グラノーラという商品は、福祉施設の方々が作っています。丁寧に手作業で行こなっているので、そこには働く喜びと誇りが込められています。この取り組みには、障害の方々の「働く場」としての選択肢が広がり、工賃の向上などの社会貢献にも繋がっています。
■これからもっと多くの人へ
“大豆グラノーラは環境と地域を繋ぐ大切な存在”
この大豆グラノーラを一部の地域にとどめず、もっとたくさんの人たちに知ってもらいたいと考えています。
現在は、稲沢、東浦に展開していて、小牧、岡崎にも展開予定です。これからも大豆グラノーラを通じて、私たちの想いをたくさんの人に知ってもらえるように情報発信していくことも続けていきたいです。