今回は私たちの卒業研究である「LIFE+(ライフプラス)」の活動報告をしていきたいと思います。
近年情報化が進んでいるため、分からないことがあればGoogleやYahooなどですぐに検索することができます。ですが、その中には噓の情報もたくさん紛れ込んでいます。
幼いこどもを持つ親やアレルギー持ちのこどもがいる家庭は子育てや家事に時間をかける必要があるため、それらの中から少ない時間で情報の取捨選択をしなくてはなりません。
「それでは、そういった人々が一つのサイトで有益な知識を得られたら便利なのではないか?」
忙しい人たちの生活を少しでも豊かにしていきたい。そういった思いからこの「LIFE+」を立ち上げました。
また、保護者だけでなく、本学に興味がある学生に向けてリアルな学生生活を伝えることにしました。
こういった経緯から、私たちは「こども・食・アレルギー」をキーワードに、「LIFE+」の作成に取り組んでいます。
まず初めに、サイトの外観をデザインするところから始めました。コンセプトや色合いはどうするのか。株式会社リクルートと話し合いを重ねた結果、今のホームページが完成しました。
LIFE+を通して知らなかった新たな知識を蓄え、生活を豊かにしてもらいたいという気持ちから、植物イメージの外観になりました。
まず、種は「読者」、水は「LIFE+」を表しています。植物である種に水を与えると、吸収した水が栄養分となり花を開きます。それと同様に、種の状態である皆さんが水であるLIFE+を読むことによって知識を吸収し、成長する。そんな姿をイメージしています。
デザインが決まった後は、どのようなサイトにしていくかを考えていきました。初めに述べた通り、このサイトでは「こども・食・アレルギー」をキーワードにしています。
そのため、食やアレルギー対応食品を作っている企業、食物栄養専攻の教員に話を聞くことにしました。インタビューをした企業は以下のとおりです。
・株式会社 名古屋食糧 様
・株式会社 おとうふ工房いしかわ 様
・太田油脂株式会社 様
・I’mファイン薬局 様
・本学の教職員 二名
・食物栄養専攻の学生
アンケート対象は以下のとおりです。
・学生
・教員
・「みんないっしょのクリスマス2022」に参加した保護者
合計49人
<良かった点>
・記事の見やすさに関しては、「わかりやすかった」「見やすかった」「読みやすかった」という項目すべてがおおむね80%を超えていました。
・内容に関しては、「知らなかったことを知ることができた」「今後の参考にしていきたい」といった意見や、「他の学科の様子を知ることができよかった」という意見がありました。
・記事についてアンケートをとった際、ばらつきが少なかったため、幅広い閲覧者のためになる記事を製作することができたと思われます。
<悪かった点>
・記事の読みやすさについて、「文字サイズがバラバラ」「文章の途中で改行されている」「スマホで見るとき枠内に収まっていない」という指摘を受けました。特に、最後の指摘に関してはスマートフォンでの閲覧者が多いため、早急に対応しなければなりません。
・また、記事の書き方について、「文字の色が違うと読みやすい」とアドバイスをもらいました。
・記事内容について、「情報量の差が激しい」との指摘を受けたため、文字サイズと同じく統一していきたいと考えています。
記事を作成するためにインタビューを行った後、記事を上げるまでにばらつきがあり、全体的に上げる本数が少なくなってしまいました。閲覧者のためにも、記事をあげる頻度を多くしていきたいと思います。
記事を見るには、短大のホームページから飛ばないと見ることができないため、見つけることが難しいです。少しでも多くの人に認知をしてもらうためにはSNSを活用すると効果的だと考えられます。
より多くの人に興味を持っていただけるように、記事の分野を広げていくべきだと思いました。
最後に、この卒業研究に対して富田学長先生からレビューをいただきました。
2023年1月15日(日)
愛知文教女子短期大学 学長 富田 健弘
愛知文教女子短期大学プレゼンテーションサイト「LIFE+」について、感想を述べます。愛知文教女子短期大学の生活文化学科・生活文化専攻の学生が、現在学んでいる学問、短大での出来事、特に生活にまつわる情報を発信するの場として活動しているのが良くわかりました。
2022年度は、愛知文教女子短期大学全体のキーワード「こども・食・アレルギー」について様々な分野の提携企業、専門家からとっておきの情報を集め、編集して記事にしています。
まだ完成度は高くありませんが、今後内容を充実させ「衣食住」を根幹とした生活文化学科らしい記事をこれからも発信して頂きたいと思います。
新しく「情報デザインコース」「総合ビジネスコース」として生まれ変わる課程を楽しみにしています。
学長先生、ありがとうございました。