循環型社会の可視化を通じてできたこと
私たちの取り組みでSDGsに関する意識を変えることができたのかを検証するために、活動を行う前後にアンケート調査を行いました。
対象者は愛知文教女子短期大学学生で、6月と12月にWEBアンケートを実施しました。
愛知文教女子短期大学 教職員・学生のSDGs認知度
「生活の中で SDGs の取り組みを実施していますか」という質問に対し「している」と答えた人が前期は67%だったのに対し、後期では 76%に増えていました。さらに、「前期に実施したアンケート回答後、SDGs についての意識が変わりましたか」という質問に「変わった」と回答した43%の人に対し、「どのような理由で SDGs に対する意識が変わりましたか」と聞くと「短大内で行っている活動」と回答した人が 39%を占めており、最も多いという結果になりました。これらのことから、私たちが行った段ボールコンポスト、花壇の作成でSDGsを知ってもらい意識を変えることができたと考えられます。
循環型社会を持続可能な活動にするために
今回の研究は、循環型社会の仕組みを知ってもらい、一人ひとりが行動に移すようになることを目標として行っていました。近年、テレビや雑誌などのメディアでSDGsについて取り上げられることが増えてきましたが、自分にとって身近な課題だと考える人はまだまだ少ないように感じます。しかし、今回の循環型社会可視化プロジェクトのように普段の生活の中でSDGsの取り組みを実施することで「自分にもできることがある」と知ってもらうことができたのではないでしょうか。
今年度だけで終わってしまうのではなく、今回の研究で作成したSDGsに関する掲示物や動画、花壇などを残すことで、私たちの卒業後も引き続き、学内での認知度がアップしていくことを期待しています。自分たちが学んだことを来年再来年につないでいくことで、持続可能でよりよい社会を目指していきたいと思います。
愛知文教女子短期大学 生活文化学科 生活文化専攻 2022年度 卒業研究 奥村ゼミ 『段ボールコンポストによる循環型社会の可視化プロジェクト』