食を通して人を幸せにできる専門職が、栄養士です。
食物アレルギーをはじめ、現代に求められる食の知識と技術はもちろん、
フィットネスを通じて心身の健康への理解を深めます。
食と健康で、人々の暮らしを支えられる人を目指します。
食物アレルギーのある子どものいるご家庭に、「食物アレルギー対応のフルコース」を提供するイベント「みんないっしょのクリスマス」を開催しています。メニュー、レシピの考案から、当日の会場準備、調理、サービスなどをすべて学生たちで実施。一連の工程を経験することで、食物アレルギー対応の食事提供ができる栄養士としての知識と技術を学んでいます。20年にわたり無事故で続けられている、愛知文教独自のイベントです。
小学生を対象とした料理教室「めざせ!ちびっこシェフ」を開催しています。地域の特産品や旬の食材を使用し、主菜・副菜・デザートづくりから片付けまでを体験してもらい、食の大切さを伝えています。学生は先生となって指導することで、食育への理解を一層深めています。
日本料理、西洋料理、中国料理、それぞれの調理の基礎と特性、栄養バランスについて学ぶとともに、調理法の違いを理解することで、食材に合った調理法と文化を習得します。また、世界の料理や食物アレルギー対応食品を使った調理実習を行い、確かな調理の知識と技術を持った栄養士を目指します。
文教女子では、いち早く食物アレルギー教育に取り組み、2016年には文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」の短期大学として唯一採択プログラムに選ばれています。学生が食物アレルギー食の試作や研究を行う、「食物アレルギー教育研究トレーニングルーム」を設置。小型のスチームコンベクションを備えるなど、実際の保育所などの給食現場に近い環境で学ぶことができます。
栄養と運動の両面から健康をサポートできる栄養士を目指し、「健康フィットネス演習」を用意。体を動かすことの重要性と楽しさを学び、健康的な身体づくりや運動指導ができるようになります。また短大では珍しいADI※の資格も取得することが可能です。
※エアロビックダンスエクササイズインストラクター
卒業研究では、通常の授業では体験できない学外の企業や自治体との連携活動を行っています。栄養士養成科目の集大成として、主体的にメニューや商品の開発に携わり、社会に出てから役立つ知識や技術が身につきます。
文教女子では、「食物アレルギー演習」が必須科目。基礎知識を学ぶことはもちろん、代替食品を使った調理方法を学ぶなど、実際に現場で役立つスキルを身につけることを重視しています。また、授業の中で考えたレシピを、視覚的にも魅力あるものとして伝えるために動画などを活用。蓄積してきた大学の知見を、広く世の中に発信する取り組みを始めています。
食物アレルギー対応は、除去食の調理や献立作成に栄養士の知識と技術が発揮されます。しかし、保育現場における給食提供の場面では保育士との連携が不可欠になります。文教女子では、学科の壁を越えて、それぞれの専門性を理解し、栄養士と保育士の職種間の連携に踏み込んだアレルギー教育を実践しています。
食物アレルギー教育研究トレーニングルームから発信しています。
栄養士としての総合的な実務力を育成するための「ひまわりプロジェクト」。栄養士に必要な5つの力を掲げ、それぞれ4段階で示してレベルアップを目指します。入学から卒業まで、半期ごとに自らチェックしながら、成長度を可視化。具体的な目的や目標を持って、学び続けることができる仕組みです。
今の実力が分かることで、何をすれば良いか、何が足りないか、課題が明確になりました。結果、栄養士として必要な、効率的な大量調理や調理技術が確実に身につきましたし、2年生では班のリーダーとして、グループメンバーのことを考えて行動、判断できるようになりました。
給食管理では、食事の提供だけでなく、計画性、食品流通、調理技術などを総合的に学習します。学外実習では特定給食施設で給食の運営について実践的に学びます。
菓子やパンをつくる上で必要な素材に対しての知識と、正確な材料の計量や温度管理などを学びます。実習を通して必要な知識と技術を習得し、お菓子やパンつくりの楽しさも実感できます。
食品学Ⅰで得た知識を基に実験を行うことで、より具体的に食品成分の存在や変化をとらえます。食品を化学の視点で学ぶことで、栄養面だけでなく、おいしく、美しい調理をできるようになります。
「調理学実習」や「給食管理実習」「製菓・製パン実習」など、栄養士として、
それぞれの現場で適切な対応ができるための実習を行っています。
栄養素量を意識した献立作成から効率的な調理方法、提供、検証まで、幅広い知識と実行力を身につけています。
肉・魚、それぞれをメインとして2種類の献立を作成。必要な栄養素の取り入れ方のコツを身につけます。
2年次では、グループ内で選んだ献立を100人分調理。適温適時に給食を提供できるよう、最新の機器を使い、効率よく大量調理する技術を学びます。
学生と教職員をお客さまとして招き、給食を提供。食事提供時のコミュニケーションや衛生的な提供方法など、実践的に学びます。
終了後に嗜好調査を行い、集計します。コメント欄のメッセージに励まされ、さらに意欲が高まります。
稲沢市荻須記念美術館から依頼を受け、美術館を訪れた方に向けた周辺マップを作成しています。学生は、掲載店舗をセレクトし、取材を行い、マップを制作する過程で、課題解決力、チームワーク力、表現力を磨きます。
都道府県知事の許可を受けて、給食の運営や一般的な栄養指導を行うことができます。医療、福祉、学校などで健康増進、食事管理を行います。
小・中学校に勤務し、肥満やアレルギーなどに対する個別指導や、学校給食の栄養・衛生管理に関わる業務に就くことができる資格です。
栄養士免許取得後、3年以上の実務経験を経て受験資格が得られます。文教女子では、卒業生に向け、国家試験対策講座を無料で開講しています。
文教女子のアドバイザーは、学生に対して学びの習熟度や希望の進路を把握しながら、きめ細やかに指導します。また、栄養士として勤務経験のある実務家教員がその経験を授業や実習などの場面で伝えています。