トピックス

Topics

「おでかけ市長室」で稲沢市長と意見交換をしました

令和4年10月19日(水)、生活文化学科(食物栄養専攻・生活文化専攻)1年の生活文化総合演習の授業において、加藤錠司郎稲沢市長を迎えし、「お出かけ市長室」を行いました。

稲沢市から「魅力ある子育て支援、少子化対策について」考えてほしいとテーマをいただき、10のグループに分かれて、グループワークを行いました。結婚も出産も選択することは自由。しかし、その選択をあきらめるという形で選択するのはどうかな・・と投げかけてそれぞれ話し合いが始まりました。各班で稲沢市の支援制度、他の市町の制度、意識調査などを調べ、提案型の発表準備をし、発表当日を迎えました。稲沢市長から稲沢市政の現状についてご講演をいただいた後、学生たちが具体的な例や改善案を発表しました。

学生の提案発表後、市長から提案に対する意見をいただきました。
子育て支援をしても、結婚をしない人の増加、晩婚化、子どもを産みたいと思う人が少ないなど、もっと子どもを育てる喜びを感じることができたらいい。命は大切。命はつながっている。命の営みをつづけていくことが大切と、お話しされていたのが印象的でした。
稲沢市全体を知り、市政について考え、実現することはなかなか難しいことを理解する良い機会となったとともに、市長と意見交換をするという大変貴重な機会になりました。

<学生の感想より>
・今回の発表をするために稲沢市のことをたくさん調べました。調べていく中で、稲沢市は子育て支援がとても充実していると感じました。そんな稲沢市の魅力や特徴を捉えた上で発表内容を考えるのは難しかったです。現状からさらに良くするためにどのような支援や活動を提案するか、それをどのように伝えるとより伝わる発表にすることができるか、グループのみんなで考え、苦戦しながらもいい発表ができたと思います。市長さんを前に発表したので、緊張もありましたが、貴重な経験ができました!
・市長さんの最初の稲沢市を説明してくださったときに、お金のことや、地域のことをすべて数字化にして教えていただきました。市長さんはそのグラフをみて何が足りないのか、どんなところに力を入れたいのか細かく教えていただきました。市のために一生懸命考えて市をよりよくしたいという気持ちがとても伝わってきました。
稲沢市だけでなく全国的に子育て支援が広まり、子育てしやすい環境が多く広まっていくといいなと感じました。
あるグループの、育児の悩みを共有するために、母親の育児アプリを開発するというものが印象に残りました。現在は、スマートフォンは全員持っている便利なものだし、匿名だったら気楽に相談ができます。 稲沢市市長の話では、話を聞いて他にどのようなイベントをやってるのだろうと思い、調べました。 パパの育児講座というものが開催されていることや、ファミリー・サポート・センター交流会という、大人も子どもも楽しめる体験コーナー、音楽鑑賞などができます。そのような親子で楽しめるイベントを企画することで、より街が活発になり、親子の絆も深まる機会よいきっかけになるので良いと思いました
・とても緊張しましたが、この先また体験できるか分からないような貴重な体験をすることができてよかったです。 また、市長さんに私たちと意見を伝えることはもちろん、市長さんの考えやお話も聞くことができたので、充実した時間となったと感じました。

この様子は、中日新聞の取材を受け、2022年10月27日中日新聞尾張版に掲載されました。