6月24日に今年度、20年目を迎える食育講座「めざせ！ちびっこシェフpart20前期」をおこないました。この講座は、地元の小学生を対象とした人気の講座です。
この講座のアシスタントスタッフは「食育実践演習」の選択者です。栄養教諭、保育所栄養士を目指す学生です。献立作成、試作、子どもたちへの調理指導を通じて、学生たちは学童期の発育、発達を観察し、学年に合わせた食育活動方法を研究します。

安全に講座を運営していくために、事前の試作や準備も学生たちが行っています。
今回は、いわしの手開きに挑戦。いわしを手開きでさばき、揚げ焼きにしました。調理工程で危険な箇所はないかを確認しながら試作をしました。レシピは学生が考案。子どもたちが料理を楽しめる工夫を盛り込み、子どもたちが楽しく食育を学べるよう工夫を重ねます。きょうのいわしは立派でした。

いよいよ当日、小学2年生～6年生の子どもがエプロン、バンダナ身につけ、料理に挑戦です。今回は、いわしの手開きを子どもたちへ指導から講座が始まりました。はじめは怖がっていた子どもたちも学生の優しい声掛けと丁寧な指導によってきれいにさばくことができました。

自分でつくった料理は、とってもおいしく、みんなペロッといただきました。

20年も続けていると嬉しいことがあります。10年前に参加してくれたちびっこシェフ卒業生が会いに来てくれました。教師になる夢を叶えて立派に成長していました。食育は脈々と受け継がれていきます。きっと学生たちも栄養士となって受け継いでくれることでしょう。