栄養士の大切な仕事の1つに「衛生管理」があります。
食堂や給食で提供される食事は”安心安全”が当たり前のようですが、その当たり前を徹底することは実はとても大変です。
食中毒は6月~10月、12月~3月に多発するといわれます。夏場に発生するのが、細菌性の食中毒です。冬場から春にかけてはウイルスによる食中毒が多くなります。
食品衛生学実験では、鮮魚貝類が原因でおこる食中毒について実験をします。この実験によって、食中毒細菌が多く潜んでいる部位や器官が分かります。海中には海水を好む食中毒細菌がいます。海水の温度が上がれば上がるほどその細菌は大量に増殖します。その細菌は真水に弱いという特徴があるので、調理する前は水洗いします。またしっかり加熱することがポイントです。
食中毒防止には、食中毒細菌を「増やさない」、「つけない」、「やっつける」が大原則。栄養士は、食品衛生にも精通しています。
イカ、大あさりなどさばいていますが、調理実習ではなく、実験中です!