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保育現場で必要な著作権の知識

保育士としての活動において、著作権の知識はとても重要です。また、インターネットの普及により、サイトやブログ、SNSなどを通して気軽に情報を発信できるようになり、知っておかないといけないSNSの発信や動画作成などの際に注意しないといけない著作権や著作権トラブルの知識を身につけてほしいと、日本音楽著作権協会の「出張講座JASRACラーニングスクエア」を利用して、著作権の基礎知識、著作物の実践について学びました。

講師は、「学校著作権ナビゲーター」としてYouTube動画や学校向けの研修などで活動されている、東京学芸大こども研究所の原口直先生。自分たちの意見や考えをリアルタイムで共有しながら、学生が自然と興味を持つ雰囲気をつくっていただき、著作に関することをわかりやすく教えていただきました。

実際に「運動会のポスター」をグループワークで作成し、画像検索の際の注意事項を学びました。

知的財産権、学校での著作権の利用についても教えていただきました。やりがちな著作権違反の具体的な例を挙げ、保育士になった時に子どもたちにどう「著作権」について教えたらいいかも学ぶことができました。

JASRAC中部支部の東谷様からは、著作権の手続きなど、音楽に関する著作について具体的に教えていただきました。

普段、TikTokやInstagramを使用する上で著作権の事は聞いたことがある程度の学生たちに対して、どきっとする内容もあり、授業後、SNSのアイコンを好きなゲームのキャラクターにしているということに不安を感じた学生から質問があったりと、著作物に関して興味をもち、意識するきっかけとなりました。

【授業を受けた学生の感想より】

・著作権という言葉は知っていたが、自分が過ごす生活のいろんなところで、著作権が関わってくることを知りました。

・今まで何かのイラストを使う時、フリー素材と書かれていたものをあまりよく考えず使っていました。利用規約というものを初めて知りました。サイトによって無料で使えるものもあれば登録をしなければいけないものなど、これからは利用規約を読み正しい使い方をしていきたいと思いました。

・写真や動画、音楽など、知らないあいだに、著作権侵害になってしまうことがあることを知りました。使っているLINEのアイコン、Instagramのアイコンを見直したいです。周りの人達が著作権に当たりそうな行為をしていたら自分が止めてあげるべきだと思いました。

・私の将来の夢は幼稚園教諭なのでこれから劇や運動会で使われる曲など慎重に決めていきたいと思いました。

授業の様子は、一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)の出張講座JASRACラーニングスクエア「開催レポート」でも本学の講座の様子が紹介されています。

出張講座JASRACラーニングスクエア開催レポート