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栄養士校外実習で学びを実践

食物栄養専攻2年生が学外での栄養士校外実習に取り組んでいます。保育所、学校、病院、事業所、老人福祉施設などで行われ、給食の運営を通じて栄養士の仕事を実践的に学びます。それぞれの施設で異なる実習を経験していますが、共通して得られるのは、栄養士としての実践的なスキルと、利用者との直接的なコミュニケーションの重要性。「給食管理実習Ⅰ」の授業で学んだ大量調理や献立作成のスキルを実際の現場で生かして取り組んでいます。実習先の栄養士の先生からは「次にやらなければならないことをしっかりと理解して行動することができています」とお褒めの言葉をいただきました。

**保育所での実習**
栄養士校外実習の主な内容は給食の運営。給食室や厨房に入り、食事を作るだけでなく、施設の利用者に直接食事を提供することもあります。おやつを楽しみにした子どもたちが給食室まで来て、「おいしかった!」と空になった食器を受け取る時は、栄養士としてとても嬉しい瞬間。
「子どもたちが『いただきます、ごちそうさま』のあいさつをしっかりしていて、給食を作っている栄養士には、そのようなことを言ってもらえることがこんなに嬉しいことなのだと実感することができました。」と実習の感想を聞かせてくれました。

実習中の学生と指導してくださった栄養士の先生との一枚。偶然にもその先生は本学の卒業生。卒業してから5年以上保育所の栄養士として働いている先輩から実習指導を受けることができ、安心して実習できたようです。

**学校での実習**
保育所や学校では、栄養士が食育を行うことも多く、実際に現場で子どもたちと触れ合いながら給食に使用されている食材を題材に簡単な食育指導を行います。小学校での実習をしている学生からは、「子ども達から予想外の質問をされて焦ることもありましたが、その日の給食に使用されている『かぼちゃ』を取り上げたので、興味をもって聞いてくれました。学校給食の大切さ、栄養士の果たす役割を改めて理解することができました。」と、実習は大変ですが、その分学びも多く、栄養士としてのスキルを磨く貴重な経験になりました。