キャリアチャレンジの授業では、「公務員の魅力」というテーマで、市役所職員から仕事内容や働き方など、現場の声を担当の方から直接伺いました。
江南市役所の方からは、江南市について、藤の花はもちろん、ドラマや映画のロケ地としても使われている場所があることなど、江南市の魅力について説明をしていただきました。
江南市役所には11部36課があり、それぞれの部署で多彩な業務が行われ、公務員(事務職)の皆さんは、様々な分野の業務に横断的に携わり、オールラウンダーとして活躍されていることを知りました。人事課の村上様の職務経験も具体的にお話しいただき、企業誘致に成功した実績など、地域の活性化にむけて、市役所の方々の努力と協力で魅力的なまちづくりをしていることなど、仕事のやりがいを教えていただきました。江南市役所の採用に関しても、市の魅力を再発見してもらうという観点から居住地に関わらず幅広い人材をWebで募集し、広範囲の方から応募が来ていることを聞き、学生たちは自分の住む市町でなくても受験してよいことを知りました。
稲沢市役所の方からは、中部建築賞も受賞している歴史ある庁舎の話や、数年毎にある部署異動のお話や人事課について、具体的に説明をしていただきました。
また、市役所職員に求められる力や適性として「社会のために」「地域住民のために」という、貢献する意識や役に立ちたい気持ちや、公平に対応しなければならないことや、タフな人が求められていることなどを教えていただきました。居住地により「市役所」は決まっており、市民は「市役所」を選べないので、よりよい市町になるように頑張っていける人を求めているとお話しいただきました。公務員の試験対策に向けて、貴重なお話が聞けました。
最後は、2年前に生活文化専攻を卒業し、常滑市役所で働いている卒業生から、公務員ならではの魅力や大変なことについて、学生に近い視点でお話してくれました。
公務員は市民の窓口であり、時には理不尽な苦情も受けなくてはならないこともありますが、地域のために貢献できることでやりがいを感じていることや、公務員は、働き方の見本とならないといけないため、残業、休日などの働き方についてもしっかりとした手当や制度のもとに働いていることも教えてくれました。
就職活動をいつから始めたや、どんな大学生活だったのかなど、先輩ならではの話を聞くことができ、質問も活発に行われました。
短い時間ではありましたが、3つの市役所職員の方々から貴重なお話を伺うことができ、学生からの質問も飛び交い、将来を考える貴重な時間となりました。