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情報デザインの世界

生活文化専攻の砂田先生を紹介。
生活文化専攻では、「情報デザイン」と「総合ビジネス」という2つの学びの道が用意されており、その中で砂田先生は主に「情報デザイン」を教えています。未来志向のこの分野では、デジタル技術を駆使し、情報の整理や視覚的な表現を通じて、ユーザーに分かりやすい形で伝える手法を学びます。砂田先生自身も、この「情報デザイン」における最先端の研究を進めており、日々新たな発見を追求しています。

「情報デザイン」という言葉、ちょっと難しそうに聞こえるかもしれません。でも、実は私たちが日常生活でよく目にするものなんです。たとえば、道路標識やアプリのアイコン、ウェブサイトのレイアウトなど、文章では理解しづらいことも、アイコンや図を使って表現することで視覚的にパッと見て分かる情報ってありますよね? これも情報デザインのひとつです。

現在、砂田先生が力を入れているのは、「モーションキャプチャ」という技術を使った研究です。モーションキャプチャとは、人の動きをカメラやセンサーで記録し、その動きをデジタルデータとして再現する技術です。例えば、人間の動きを撮影して、そのデータを解析し、どの動きが一番効率的なのかを調べることができます。砂田先生は、国の研究費「科研費」を使って、熟練者の動きをわかりやすくする教材システムの開発にも取り組んでいるとか。

最近は、株式会社ドリームという企業から依頼を受け、データの可視化に関する研究も行いました。具体的な内容は企業秘密ですが、名古屋市立大学にある最新設備を使って、夏休み中に撮影を進めたそうです。生活文化専攻の卒業研究のゼミ生も砂田先生と一緒に最新の研究に参加しています。これらのデータをもとに、どのようにして情報をより効果的に伝えるか、またはどのようにして視覚的に表現するかを研究しています。

情報デザインだけでなく、砂田先生は「空間コンピューティング」という未来の技術にも注目しています。これは、現実空間にデジタル情報を重ねて表示する技術で、いわばデジタルと現実の境界をなくすようなものです。この技術を使って、熟練者の動きをわかりやすく教材化したり、動作のコツをより簡単に学べるシステムの開発を行っています。将来的には、VR(バーチャルリアリティ)やMR(ミクストリアリティ)といった技術と結びつき、より革新的な教育ツールが生まれるかもしれません。

後日、砂田先生の教員紹介動画も公開される予定です!先生がどのように情報デザインを研究しているのか、そして未来に向けてどんな可能性を考えているのか、ぜひ動画でチェックしてみてください。

また、情報デザインやコンピューター技術に興味がある皆さんにとって、大学での学びは新しい発見や挑戦の連続です!特に、秋のオープンキャンパスでは、砂田先生が「情報デザインとは何か」をわかりやすく教えてくれる模擬授業が行われます。この授業では、日常生活で役に立つ情報デザインの考え方を学べるので、ぜひこの機会に情報デザインの世界に触れてみませんか。