後期が始まり、生活文化専攻の1年生は「デザイン基礎」の授業がスタートしました。この授業では、コンピュータを使ったデザインだけでなく、私たちの感性やアナログ的な技術も学んでいきます。
初回の授業では、まず「デッサン」の基本である鉛筆の削り方からスタート。「鉛筆の削り方?」と思うかもしれませんが、ここが重要なポイントの1つ。通常の鉛筆削りではなく、カッターナイフを使って芯を長く削ることが求められます。芯を長く出すことで、鉛筆の感触や描き心地をより繊細にコントロールできるようになります。最初はカッターナイフで削る作業に苦戦する学生もいましたが、次第にコツをつかみ、少しずつ上手に削れるようになっていきました。
削った鉛筆を使って、次にクロッキーを行いました。正方形のマス目を塗りつぶしながら、鉛筆の濃淡や感触を確認していきます。使用する鉛筆は、2Hから6Bまでの幅広い種類があり、硬いものから柔らかいものまで試して、手の感覚で違いを感じ取りました。
これから徐々に複雑なデッサンにも挑戦していきますが、デッサンは練習を重ねることで確実に上達できる技術です。自分の手で感覚を磨くことは、デザインだけでなく、将来社会に出てからも役立つ大切なスキルです。技術を磨きながら、自分の感性を大切にし、これからの授業を通じて成長していきましょう!