10月26日に食育講座「めざせ!ちびっこシェフPart21後期」を開催しました。稲沢市では、募集開始と同時に定員に達するほどの人気の講座。小学生対象のこの講座は、食物栄養専攻の食育実践演習の選択者が子どもたちの指導をします。
今回の献立は、れんこんの炊き込みご飯、さんまの竜田焼き、かぼちゃのけんちん汁、かぼちゃのパウンドケーキ。献立は、学生たちが考案しました。その後、子どもの視点になり調理工程の微調整のために試作をします。たとえば、子ども用の包丁で切りにくい「れんこん」はフードプロセッサーを活用します。竜田焼きは油はねを防止するために蓋をしながら調理するなど、子どもたちが安全に調理できる工夫をします。
講座当日は、食器・食材の準備を朝から行い、子ども達を出迎えます。調理がスタートすると子どもたちのパワーに押されながらも一生懸命に学生たちは指導をしていました。出来上がった料理を囲み、日ごろの学校生活、食生活などをたずねながら試食をします。
実習終了後は、「野菜をたくさん切ってくれました」「材料を一生懸命混ぜていました」「けんちん汁の野菜を炒めてくれました」など、保護者へ子どもの様子を学生たちが伝えます。
食育講座では、子どもたちを指導している学生の姿がとても頼もしく見えます。卒業生からも「ちびっこシェフ」で培った指導力が役に立っていることも聞こえてきます。ぜひ、食育の担い手として活躍して欲しいと思っています。