生活文化専攻のビジネスの授業を紹介。生活文化専攻ではマーケティング論、ブランディング論という授業があります。これは、商品やサービスを顧客に提供する際に、市場のニーズ(要求)を理解し、効果的に顧客への価値を伝える知識です。これらを学ぶことで将来、学生自身が経営判断をするべき立場になったとき等に、ターゲット市場の選定、顧客の購買行動の分析など、マーケティングのチャンスを逃さないことが期待できます。
本日の岡野先生の授業では、SCM(サプライチェーンマネジメント:供給の鎖)に関する講義でした。言葉だけ聞くと、なんだか難しそうな感じがするかもしれませんが、
商品が売れすぎるとどうなるか?
商品が売れるとどうなるか?
このような問題を解決するために、原材料の調達から最終目的地での製品の配送まで、製品やサービスに関連する商品、データ、財務の流れを管理することといったら、イメージがわくでしょうか。
実際に岡野先生の授業でも、具体的な企業例として、赤城乳業(株)の「ガリガリ君アイス」の例を出しながら、わかりやすく、丁寧に解説がありました。
企業は商品の需要と供給を全体をみて上手に考えていかないと、不良在庫を抱えてしまったり、商品供給が過多になってしまった場合に、消費者、経営者の両方に損が発生してしまいます。
普段、商品を買う側にいると、企業の悩みはあまり考えられないかもしれませんが、マーケティングやSCMの知識は、産学連携で実践している商品開発プロジェクトを取り組む時にも、将来、会社やお店で働くときにも、大事なスキルです。「商品を売る工夫」や「お客様を喜ばせる仕組み」など、社会で役立つビジネスの知識を身につけています。