前回のブログで、保育における「ねらい」や「めあて」である、保育活動での子どもたちの成長に影響を与える「五領域(「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」)」の中から、「健康」の授業を紹介しましたが、
今回は、「表現」の授業を紹介。領域「表現」の授業で、『感性』を磨いています!
赤・青・黄の3色のみで描画表現を楽しむ授業では、紙の上で色を混ぜ、色の不思議さに心を動かします。色が混ざり合うと、3色だけとは思えない様々な色の世界が広がります。
色の変化や混ざり合った時の偶然できた色・新しい発見に出会える楽しい色遊びは、好きなモノを描きながら、きれいな色、好きな色、嫌いな色などを知ることもできます。
この青は、お空の色と一緒。この緑は、葉っぱの色と一緒。など、色の名前を覚えたり、赤と青を合わせたら紫になるなど、子どもが遊びながら色彩感覚を身につけることもできます。「保育現場でも実際に取り入れたいな」、「子どもたちならどんな色を生み出すのかな…?」と、保育現場を想像しながら、学生たちも色遊びを楽しみました。
玩具の手作りの授業では、「ハンドカイト」を作りました。
ハンドカイトは、子どもが手に持って、リボンをひらひらとさせながら走って遊ぶおもちゃで、凧あげがまだできない乳児でも楽しめる凧です。子どもの感性を豊かにすることや、自然と親しむことのできる玩具として、保育現場や家庭で取り入れられています。実際には既製品の物が多く使われていますが、今回の授業では、保育現場でも馴染の多い「紙皿とリボン」をつかって手作りハンドカイトを制作しました。
それぞれ個性あふれる素敵なハンドカイトが完成。完成した後は、実際に遊んでみて、子どもの心を思い出しながら、楽しそうな皆さんでした♩
触ったり、体をつかって遊ぶ『感触遊び・感覚遊び』で、感性を育むことができます。触った感触をどのように表現するかもこどもの感性。「きれい」「たのしい」だけではなく、どんな言葉を使って声掛けするかも保育者として必要となる大切なスキル。文教女子では、演習を通じて学生たち自身が楽しむ経験をし、子どもたちにどう伝えていくかを実践的に学んでいます。