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言語化する力を育む「言葉」:絵本から学ぶこと

今回は、保育活動での子どもたちの成長に影響を与える「五領域(「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」)」の中から、「言葉」の授業を紹介。領域「言葉」の指導法の授業では、言葉について学びを深めながら、わらべうたや手遊び、絵本などに親しんでいます。
現在、学生たちは、「絵本をきっかけにしたプロジェクト保育」の計画に取り組んでいます。プロジェクト保育とは、子どもが主体となって活動のテーマを決めて、継続的にその活動を深めながら進めて行く取り組みのことで、プロジェクト型活動、プロジェクト型保育など園によって呼び方はいろいろありますが、子どもが行う探究授業みたいなものです。今回は、絵本がきっかけになることを想定し、子どもたちが活動のイメージを広げていけるように保育者が環境を作って導いていくにはどうしたらいいかをグループで取り組みました。

まずは、絵本をよく知るために、「えほんずかん」に取り組みました。各自で絵本を選び、お話の内容や対象年齢など、イラストと文章で表現します。子どもたちの興味・関心や好奇心、思いやりの心を育む絵本がたくさん並ぶ「えほんずかん」ができあがりました。

次は、グループワークで「プロジェクト保育」に取り組みます。

実際に保育現場で計画するとしたらどんなことができるのか…子どもたちが主体となって遊びを深めるためにはどんな環境を提供すれば良いのか…たくさんの絵本を手に取りながら、絵本選びが始まります。

グループ毎に具体的に、子どもたちの活動をイメージし、どんな環境を保育者は作っていくべきかを考え、何冊も絵本を手に取り、話し合いを進めていきます。

来週以降の授業では、指導案を模造紙にまとめていき、グループ毎に発表をします。
日々の保育でも環境構成をする力は、とても大切な保育士のスキルの1つです。卒業後、プロジェクト保育をやっていない園に就職したとしてもこの経験は役に立つことでしょう。

文教女子の図書館は、絵本の蔵書が多く、絵本が手に取りやすい工夫がたくさんあります。

著者ごとに探しやすくなっていたり、対象年齢ごとになっていたり、季節に合わせた、絵本が並んでいたり・・・

来週からは、毎年恒例の「本の福袋」の貸し出しも始まります。何が入っているかはお家に帰ってからのお楽しみ!自分で選ぶといつも同じようなものばかりになってしまうという方に、たまには運で、本との出会いを楽しんで欲しいと、プチプレゼント付きの福袋です。本の世界を楽しんでみませんか?