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稲沢市総合防災訓練に参加 炊き出し体験

2月16日、稲沢市立平和中学校にて令和6年度稲沢市総合防災訓練が実施されました。本年度の訓練は、令和6年1月1日に発生した能登半島地震を教訓とし、特に屋内での避難や対応を重点的に行いました。18の協力機関が参加し、大規模な防災訓練となりました。

食物栄養専攻の学生たちは、稲沢市赤十字奉仕団の皆様とともに、炊き出しのサポートを担当しました。給食管理実習で大量調理には慣れていますが、災害時に使用される「ハソリ」を用いた調理は初めての経験でした。実際にハソリの点火も体験し、災害時における調理の難しさや工夫の必要性を学ぶ貴重な機会となりました。

今回は、美味しく、体も温まる豚汁の炊き出しを行い、提供しました。災害時には、一度に大量に調理出来るもの、配布しやすいもの、エネルギー量の高いもの、野菜がとれるもの、(冬場は)身体の温まりやすいものがよく提供されます。豚汁は、手に入りやすい食材で、野菜に加え、豚肉を入れることで、たんぱく質がとれ、栄養バランスが良いメニューです。様々な年齢層にも対応でき、食べることで、気持ちもホッとできるのが良いですね。

車両移動の実演、防災倉庫のなかや震度5で自動に開く鍵ボックス、応急給水栓から水を出す実演、家具転倒防止の必要性を紹介するブース、カセットボンベを使ったストーブなど、さまざまな防災知識も学ぶことができました。

学長先生も防災訓練に参加。

栄養士は、特定給食施設(病院、学校、福祉施設、企業など)において、非常時の給食対応を担う重要な役割を果たします。今回の訓練を通じて、災害時における自助・共助の大切さを改めて実感しました。いつ起こるか、わからない大規模災害。今後も防災意識を高め、非常時においても、栄養士としてのスキルが生かせるよう学びを深めています。