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こども音楽療育実習 卒業の季節

今年度最後の「こども音楽療育実習」が行われました。この実習では、発達に障害のある、または、発達に遅れのある子どもたちとそのご家族が参加します。学生は「こども音楽療育」の知識とスキルを学び、子どもたちと楽しく音楽活動を行います。

参加する子どもたちが楽しめる活動を計画し、リハーサルを行い、実際に活動をしていきます。音を出すタイミングや、子どもたちが集中して遊べるように環境づくりをする上で注意することはたくさんあります。

活動後は、参加していただいた保護者から、活動内容や進め方に対してのアドバイスをいただき、次回の実習にむけてフィードバックします。学生たちは、子どもたちの気持ちに寄り添いながら適切な対応を考え、実習を重ねていくことで、将来の保育や教育の現場で活かせるスキルを身についていきます。

実習の最初は、まずは、体育館で体を動かし、学生と遊びます。

子どもと触れ合ってからリズム室に移動して、「こども音楽療育」活動の始まりです。楽器をつかったり、リズムに合わせて体を動かしたり、子どもたちと音楽を通じてのコミュニケーションを図ります。

参加した子どもたちの中には、今回で修了する子どもがいました。その中には6年間も続けて参加した子どももいました。実習の終わりには修了する子どもたちの保護者からお別れメッセージをいただく場面もあり心を打たれました。

こども音楽療育士を取得した卒業生たちも、こども音楽療育の知識と技法を学び、実際に子どもたちと交流して実習を経験しました。現在もそれぞれの場所で、様々な子どもたちに対して、よりそい、適切な対応ができる保育者になって活躍しています。

次年度は4月からスタート!音楽が好き!子どもと関わることに興味がある!そんなあなたにぴったりの「こども音楽療育」の授業です。次年度の実習も子どもたちに会えることを楽しみにしています。