3月1日、本学にて「令和6年度こどものアレルギー・食育研究会研修会」が開催されました。今年度は、「食物アレルギー対応食~こどもの成長を食から支える食育の役割~」をテーマに講演と調理実習が行われました。研究会の会長を務める渡辺先生が、食物アレルギーに関する最新情報について講演されました。特に、特定原材料表示食品が今後さらに追加される可能性や、花粉症と食物アレルギーの関連性について詳しく説明がありました。こどもの花粉症発症の増加に伴い、食物アレルギーのリスクも高まるため、今後さらに注視する必要があるという内容に、参加者は、メモを取りながらしっかり学んでいました。
食物アレルギー対応食の調理実習では、山口先生が講師を務められました。実習内容は、「鮭の中骨缶カレー、コールスローサラダ、高野豆腐の野菜炒め、米粉のクッキー」です。食物アレルギーのある子どもの多くは、食事に制限があるため、必要な栄養素が不足しがちです。そのため、今回の料理には、カルシウムを多く含む鮭の中骨缶や高野豆腐が活用されています。また、コールスローサラダのドレッシングには豆乳の濃度を活用し、通常のマヨネーズソースと遜色ない遜色ない出来映えでした。
参加者の皆さんからは「家でも作ってみます」「おいしい」といった声をいただき、大変好評でした。
今回の研修会で学んだ知識や技術が、現場での実践に活かされることを願っております。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!