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稲沢市公立保育士研修会 食物アレルギーの知識

食物栄養専攻の渡辺先生が講師として参加した「食物アレルギー対応の最新情報と、緊急時対応」についての研修会について紹介します。
この研修会は、稲沢市子ども健康部保育課が主催し、公立保育園の保育士や学童保育の指導員の方々が参加されました。定員40名のところ、なんと50名もの参加があり、食物アレルギーへの関心の高さがうかがえました。

研修は2時間にわたり、「食物アレルギーの最近の話題」と、「保育園等での緊急対応」について詳しく学びました。
最近の調査によると、アレルギーの原因食品として最も多いのは「卵」ですが、「くるみ」が2番目に増加していることが明らかになっています。また、カシューナッツやマカダミアナッツ、ピスタチオのアレルギーも増えており、消費者庁によるアレルゲン表示品目も随時更新されています。
また、研修では、食物アレルギーによるアナフィラキシー(重篤なアレルギー反応)への対応として、緊急時対応の動画を視聴しました。その後、実際にエピペン®(アドレナリン自己注射薬)のトレーナーを使った実技を行いました。参加者の皆さんは真剣に取り組み、エピペンの使い方やナッツアレルギーへの対応について、たくさんの質問が寄せられました。

今回の研修を通じて、本学の「こども・食・アレルギー」の教育が保育現場でも活かされていることを実感しました。食物アレルギーは、日常生活の中で誰にでも関係する可能性があります。特に、小さな子どもたちを預かる保育の現場では、正しい知識と対応が求められます。文教女子では、幼児教育学科、生活文化学科、どちらの学科でも食物アレルギーをしっかり学ぶカリキュラムが充実しています。これからも、食物アレルギーに関する、最新の正しい知識を広め、より多くの方に役立つ情報を発信していきます!