6月2日から6月7日の一週間、食物栄養専攻2年生が学外での栄養士校外実習に取り組みました。
実習は、保育所・学校・病院・事業所・老人福祉施設など多様な施設で行われ、給食の運営を通して栄養士の仕事を実践的に学ぶ貴重な機会となりました。それぞれの施設で異なる業務を経験しましたが、共通して得られたのは、実践的なスキルと、コミュニケーションの重要性です。これまで「給食管理実習Ⅰ」の授業で学んできた大量調理や献立作成の知識と技術を、実際の現場で活かしながら、一人ひとりが真剣に取り組む姿が印象的でした。
1日あたり約5,000食を調理する大規模な給食センターでは、大量の食材に圧倒されつつも下処理や調理補助を積極的に行い、最新の厨房設備にも触れるなど、普段の授業では得られない学びがありました。
実習先のひとつには、本学を卒業し主任栄養士として活躍されている先輩が勤務しており、後輩たちに親身なご指導をくださいました。
実習を終えて短大に戻ってきた学生たちは、やり切った表情で笑顔と元気いっぱいでした。緊張や不安もあったかと思いますが、それ以上に多くの経験と学びを得た一週間だったのではないでしょうか。
今回の実習にご協力いただいたすべての施設の栄養士の方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今回の実習で得た経験は、きっと皆さんの未来の大きな力になります。食の現場で出会った人々の笑顔や感謝の言葉を胸に、これからも知識と技術を磨き、心のこもった「食」の力で人々の健康と笑顔を支える栄養士を目指して、一歩ずつ進んでいきましょう。