稲沢警察署からの依頼を受け、「女性被害防止」をテーマに、女性が被害に遭いやすい痴漢・盗撮事犯、ホストクラブにかかる法律改正に伴う被害防止対策を、住民に対し啓発品の配布とともに市民へ呼びかけました。
まずは、しっかり説明を受けます。
ボランティアに先立ち、7月2日に、登校する学生たちに向けて、稲沢警察署生活安全課保安係の方々が、悪質ホストクラブの被害防止に向けた啓発チラシの配布が行われたこともあり、配付する資料の内容や防犯キャンペーンの趣旨をしっかり理解していました。
さっそく、名鉄国府宮駅と、JR稲沢駅に分かれて、駅利用者に対し声かけをしていきます。
声かけの方法を工夫したり、与えられた役割を理解して、各自笑顔で活動をしていきました。
<稲沢警察の事後報告書より>
一部の学生様を除き、皆様初めての防犯活動でしたが、比較的、スムーズに声掛けから啓発品の配布までをこなされていました。一方で活動中、学生の声掛けや受取りを拒まれる場面を何度も拝見しました。しかし、皆様はそのようなことを全く気に留めない様子で、次の利用者へと活動を続けられました。そんな学生様の様子を見て、前向きな姿勢と物事をやり遂げるという気持ちを強く感じました。また、参加された皆様が、警察から託された啓発品を全て配布されました。愛知文教女子短期大学の学生様の応用力の高さや前向きな姿勢により、市民への良い広報活動を行うことができたと思っています。
<参加した学生の事後レポートより>
今回防犯キャンペーンに参加し、悪質ホストクラブ被害防止の啓発活動をしました。通行人への啓発物配布を通して防犯意識の向上を図ることができ、多くの女性への注意喚起ができました。また、稲沢警察署や市役所の職員と協力することで、地域一体となって防犯意識を高めることができました。自分から進んで通行人に啓発物を渡そうと動くことができました。
初めての経験だったのでもらってくれなかったらどうしようと考えてしまってなかなか配れなかったけど少しずつやっていくうちに慣れていきました。配っていく中で、数人の人には「ありがとう」と言ってもらえて頑張ろうと思えて、最初は人に話しかけることが怖かったけど、大事なことだと知ってもらうために若い女性を中心に呼び掛けをしました。最後の方は積極的に自分から進んで声をかけ、全部配りきることができました。
ボランティアに参加をして夏になると軽装になることで痴漢の被害が増えてしまうので啓発活動を通して利用者さんも自分自身も痴漢盗撮被害から自分自身を守っていかないといけないと考えました。また、痴漢盗撮被害も自分は大丈夫だと思っている人がいると考えるため啓発活動をすることで自分をしっかりと守れる人が増えるといいなと考えました。悪質ホストクラブは軽い気持ちでいってはいけないのだと伝えることができたのでよかったです。
始める前は受け取ってもらえるか正直不安もあり、断わられ続け心折れかけた瞬間もあったけど、仲間も一生懸命活動してたので私も負けないように最後まで諦めずにやり遂げることができました。SNSや電車でのトラブルに合わないように定期的に危ないことを伝えていくのは大切だと学びました。友達に誘われて参加したボランティア活動だったけど、少しでも地域の安全を守る活動に貢献できたと思うと良い経験をすることができたなと思いました。