食物栄養専攻1年生の前期も後半に入り、調理学実習Ⅰでは少しずつ調理技術のステップアップを図っています。今回は「卵豆腐」と「てんぷら」に取り組みました。
卵豆腐は、蒸し加減が決め手。卵液をこしてなめらかにし、すが立たないように弱めの蒸気でじっくりと蒸し上げます。火加減や蒸し時間を調整しながら、ふるふると柔らかい卵豆腐に仕上げるのは、実はとても繊細な作業です。だしの香りがふわっと広がる、上品な味わいになりました。
てんぷらは、下ごしらえと衣作りがカギ。てんぷらでは、素材の下処理や衣の温度管理に細心の注意を払いました。揚げるタイミングや油の温度も重要なポイントです。サクサクの衣に包まれた旬の野菜や魚は、見た目にもおいしそうに仕上がり、学生たちも達成感を感じている様子でした。
どちらも基本の和食ではありますが、調理の中にはたくさんの学びが詰まっています。ひとつひとつの工程に意味があり、それを理解しながら調理することで、栄養士としての基礎力を養っていきます。これからの実習も楽しみです!