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建設業の「匠の技」を未来へつなぐ、砂田ゼミの挑戦

生活文化専攻2年生の砂田ゼミでは卒業研究のテーマにもなっている、「建設の匠の技をデジタルで見える化し、若い人にその魅力を届ける」研究が、少しずつ形になってきました。先日、その成果をもって、砂田先生が、情報処理学会DCC研究会という、デジタルコンテンツ制作の発表も可能な学会で研究成果を発表してきました。今回の会場は写真にもあるとおり、島根県の松江。落ち着いた空気が流れる素敵な場所でした。

この研究は、本学と、株式会社 光建、名古屋市立大学、愛知工業大学の4つが協力して進めています。また、2023年からは中部地域づくり協会の助成も受けて研究を進めており、活動の幅がどんどん広がっています。「建設業」と聞くと、いまだに“きつい・汚い・危険”といったイメージを持つ方もいるかもしれません。でも実際には、最新の技術が取り入れられ、とても面白い世界が広がっています。そこで砂田ゼミでは、女子短大生ならではの感性や視点を生かしながら建設業の魅力をわかりやすく伝えるコンテンツづくりに挑戦しています。

この研究では、昔から受け継がれてきた匠の技を、最新の技術で“見える形”にしていこうとしています。人がどう動くのか。どんな工夫がつまっているのか。そうした部分を、人間工学 × デジタル × デザインの力でわかりやすくまとめ、若い人たちに興味をもってもらえる仕組みを作っているところです。このプラットフォームは、12月上旬に正式公開し、社会に向けて広く発信していく予定です。

学生たちは、イラストを描いたりモーションキャプチャのデータを編集したり、Webの文章を考えたりと、いろいろな作業にチャレンジしています。学生たちは、新しいことに挑戦しながら、自分の力を伸ばしています。今回の経験が、それぞれの未来につながる大事な一歩になることを願いつつ、引き続きゼミ一同でがんばっていきます。今後の活動も、どうぞあたたかく見守ってください。