今年も、色とりどりの大きな布がふわりと舞い上がる「パラバルーン」の季節がやってきました。協力・リズム・楽しさが自然と生まれるこの活動は、学生たちの表情を一気に明るくしてくれます。パラバルーンは、動き方や声かけ一つで子どもの反応が大きく変わるため、指導法を考える良い学びの機会にもなっています。領域「健康」の授業では、学生たちが自分たちで構成を考え、実際に発表まで行いました。まさに、本学ならではの実践的な学びがつまった時間となりました。

パラバルーンは、大きくカラフルなバルーンを使った集団遊びです。みんなで力を合わせてバルーンを操り、さまざまな技や形をつくり出すことで、 協力・コミュニケーション・リズム感など、子どもたちに必要な力を育むことができます。動かし方によって、たった一枚の布が波になったり、ドームになったりと、さまざまな表情を見せるため見栄えも良く、見ている人を楽しませる力があります。保育園や幼稚園の運動会・発表会でも広く取り入れられており、子どもたちが成功体験を得られる活動として人気です。

学生たちが自ら考え、協力し、形にしていくパラバルーンの授業は、本学の学びの良さが詰まった実践の場として、学生たちにも人気の授業。今回の経験が、皆さんが保育現場に立ったとき、大きな力になると信じています。子どもたちの笑顔を引き出す保育者へと、これからも一歩ずつ歩んでいきましょう。