年末の安全なまちづくり県民運動の一環として、稲沢警察署からの依頼を受け、稲沢市内で多発している住宅や店舗を狙った侵入盗被害の防止を目的に、「稲沢防犯パトロール隊」として防犯パトロールを実施しました。当日は、防犯パトロール用のタスキを着用し、稲沢西小学校区を徒歩で巡回しました。
パトロールは2班に分かれて行い、地域を歩きながら防犯環境の確認を実施。4軒の住宅にモデル住宅としてご協力いただき、警察官から防犯上の好事例や改善点について説明を受けました。防犯カメラやセンサーライト、補助錠などの防犯設備の確認に加え、アパートや住宅周辺の死角、見通しの悪い場所など、侵入盗に狙われやすい環境についても重点的に点検しました。
学生たちは、防犯グッズに強い関心を持ち、積極的に質問をしながら、「どこが危険なのか」「どうすれば防げるのか」を考え、真剣に活動に取りみ、稲沢警察署からも「学生の皆さんが熱意を持って活動し、防犯カメラや住宅の弱点に着目しながらパトロールしていたことが印象的でした」との評価をいただきました。
ボランティアに参加した学生からも、
・防犯の4原則である「時間・光・音・地域の目」の大切さを実感した
・ツーロックやセンサーライト、砂利、防犯カメラなど、身近な対策が犯罪抑止につながると学んだ
・空き家やマンションの1階は特に狙われやすく、日中でも空き巣被害が起こることに驚いた
・挨拶や声かけなど、地域のつながりが防犯につながると感じた
・普段何気なく通っている道でも、街灯の明るさや見通しを意識して見るようになった
・自分の家の防犯対策を見直したいと思った
と、防犯意識に対する感想がたくさん寄せられました。この活動を通して、一人ひとりの防犯意識と地域の協力が、まちの安全につながることを改めて学ぶ機会となったようです。
今回のパトロールの効果もあり、現時点(12月24日現在)、同学区では侵入盗被害は発生していないとのことです。
年末は、侵入盗や事故が増えやすい時期です。
・鍵のかけ忘れをしない
・夜間は明るさや音を意識する
・不審な点に気づいたら声をかけ合う
こうした日常の小さな心がけが、防犯につながります。今後も今回学んだことを日常生活や周囲の人々へ伝え、地域の安全を守る行動を続けていきたいですね。
家族やお友達とともに、笑顔あふれるよいお年をお迎えください。








