5月23日(土)、本学を会場として「福祉と看護の研究学会 朝日高齢者セミナー」が開催されました。福祉と看護の研究学会は、本学に事務局を置く学会で、福祉や看護に関心を持つ研究者や実践者、学生など幅広い方々が会員として活動しています。毎年開催される朝日高齢者セミナーは、朝日新聞厚生文化事業団・朝日新聞社との共催により実施され、大幸財団の助成を受けて運営されています。開会にあたり、朝日新聞厚生文化事業団事務局長よりご挨拶をいただきました。
今年度のテーマは「不適切ケアを考える」。基調講演とシンポジウムの二部構成で行われました。
基調講演 「高齢者ケアの現場における不適切ケア」 講師:小木曽加奈子先生(岐阜大学)
高齢者ケアの現場における不適切ケアの実態や背景について、具体的な事例を交えながらご講演いただきました。参加者は、不適切ケアを未然に防ぐための視点や支援のあり方について理解を深めました。
シンポジウム「虐待を防ぐために」
シンポジウムでは、保育・高齢者施設・教育の現場から、それぞれの立場での虐待防止への取り組みや課題について報告が行われました。
「保育現場における虐待防止の取り組み」 鈴木捺津美先生(鈴鹿大学)
「高齢者施設における虐待防止への取り組み」 小森薫先生(株式会社アルト 代表取締役会長)
「ケアする側の感情労働」 肥田野ちえこ先生(中部学院大学)
本学の非常勤講師でもある鈴木先生からは、子どもとの関わり方や保育現場での実践についてお話しいただきました。各発表では、虐待を防ぐための組織的な取り組みや、支援者自身のケアの重要性など、多くの示唆が共有され、活発な意見交換が行われました
当日は、看護を学ぶ学生、研究者、医療・福祉の実践者、そして福祉・看護に関心を持つ一般の方々など、多くの皆さまにご参加いただきました。講演やシンポジウム後の質疑応答では、会場から多くの質問や意見が寄せられ、最後まで活発な議論が続きました。参加者一人ひとりが「不適切ケア」や「虐待防止」について考えを深める貴重な機会となりました。
ご参加いただいた皆さま、講師・シンポジストの皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。





