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心をつなぐ夏のおもてなし 信竜七夕交流会

7月6日(月)、生活文化専攻2年生が浴衣姿で、稲沢市内の社会福祉法人 信竜会が運営する高齢者福祉施設(特別養護老人ホーム、ケアハウス、デイサービスおひさまなど6施設)を訪問し、「心をつなぐ、夏のおもてなし」をテーマに、利用者の皆さんとの笑顔あふれる交流会を行いました。この活動は、2014年から毎年続けてきた本学の恒例行事で、学生たちが日本文化の学びを生かしながら、高齢者の皆さんとの交流を通して「おもてなしの心」を実践する取り組みです。

学生たちが授業で学んだ着付けを生かして自分で浴衣を着付け、色鮮やかな浴衣姿で施設を訪問しました。七夕飾りの前で集合写真を撮影した後、スクールバスで各施設へ向かい、約300名を超える利用者の皆さんと交流しました。

交流会では、学生一人ひとりが心を込めて作成した、スイカや花火など夏らしいイラストを描いた暑中見舞いはがきを直接手渡しました。最初は、どう接したらよいか戸惑う姿もありましたが「幸せなら手をたたこう」を利用者の皆さんと一緒に歌いながら手を合わせたりすると、徐々に学生たちも利用者の皆様も自然と笑顔になっていきました。

今回は、朝から1日かけて6つの施設を訪問したため、昼食には施設で提供されている給食を体験させていただきました。ベーシック調理を学ぶ学生たちは、高齢者向けの食事ならではの献立や食材、調理の工夫にも注目し、熱心に記録を取りながら味わいました。実際に給食をいただくことで、高齢者の食生活への理解を深める貴重な学びの機会にもなりました。

デイサービスおひさまでは、「いなッピー音頭」を踊ったり、ゲームやカラオケを楽しんだりと、終始笑顔あふれる時間となりました。利用者の皆さんからは、「孫と話しているみたい」「手があたたかいね」「元気をもらえたよ」といった温かい言葉が寄せられ、学生たちも自然と笑顔になり、世代を超えた心温まる交流となりました。

また、今年95歳を迎えられる本学の前身である稲沢高等女学校の卒業生の方ともお会いすることができました。当時の学生生活や学校の様子について貴重なお話を伺い、学生たちは本学の歴史と伝統を身近に感じる機会にもなりました。

参加した学生からは、
「浴衣姿を『素敵だね』『かわいいね』と褒めてもらえて嬉しかった」「心を込めて作った暑中見舞いはがきを喜んでいただけて達成感を感じた」「歌やゲームを通して、たくさんの利用者の皆さんと交流でき、とても楽しい時間だった」など、交流を楽しんだ様子がうかがえました。
「『手があたたかいね』『元気をもらえたよ』『孫と話しているみたい』という言葉を掛けていただき、自分まで心が温かくなった」「利用者の方から手作りのプレゼントや温かいメッセージをいただき、励まされた」という感想もあり、学生たちは利用者の皆さんとの触れ合いを通して、多くの元気や優しさを受け取ることができました。
また、「授業で学んできた浴衣の着付けや日本文化の学びを実践することができ、自信につながった」という声も聞かれました。2014年から続いてきたこの交流会が今年で最後となることを惜しむ学生も多く、「最後に参加できて本当に良かった」「忘れられない思い出になった」と、それぞれが心に残る一日となったようです。

今回お会いした利用者の皆さんの中には、100歳を超える方もいらっしゃいました。人生の大先輩である皆さんとの交流を通して、学生たちは笑顔や温かい言葉にたくさんの元気をいただきました。
この活動を通して、学生たちは授業で学んできた日本文化や「おもてなしの心」を実践するとともに、高齢者福祉への理解を深め、人と人とのつながりや地域との絆の大切さを改めて実感することができました。利用者の皆さんにとっても、学生たちとの交流が若い頃を思い出し、笑顔で過ごすひとときとなり、お互いの心が通い合うかけがえのない時間となりました。
また、利用者の皆さんを優しく見守り、一人ひとりに寄り添う施設スタッフの皆様の温かい声掛けや細やかな心配りにも触れ、福祉の現場で大切にされている思いや姿勢について、多くのことを学ぶ貴重な機会となりました。

この交流会の様子は、7月7日付 中日新聞(尾張版)にも掲載されました。

2014年から続いてきた「夏のおもてなし」は、今年度をもって幕を閉じます。この活動を通して学生たちが学んだ思いやりや優しさ、そして相手を大切にする「おもてなしの心」は、これからもそれぞれの未来へと受け継がれていくと思います。
長年にわたり、学生たちの学びの場として温かく受け入れ、ご協力いただきました社会福祉法人信竜会の皆様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。