4月15日、稲沢市教育委員会教育長室にて、子ども用防災リュックの贈呈式が行われました。
本学のこどものアレルギー・食育研究会のメンバーの英知が詰まったリュックが、三宅小学校と大塚小学校へ届けられました。
近年、日本全国で地震が多発しています。またこれから暑くなっていく時期には、台風・豪雨など、どこで災害が起きてもおかしくない日々が続いています。災害時には、備えがあることで命が助かることもあります。
避難時に慌てなくてもいいように必要な持出品を事前につめた「防災リュック」を準備しておくことはとても大切です。
今回、「こども用防災リュック」178個を稲沢市内の2つの小学校の1・2年生に寄贈しました。
5歳から8歳ぐらいのお子さんを想定して、クミカ工業株式会社様、加賀産業株式会社様と協働で製作し、商品化した、こども用防災リュックは、すべてのこどもを災害から守りたいという想いがたくさん込めてつくられています。
過去に日本で起こった被災地では、食物アレルギーをもつ子どもたちが不安で苦しい経験をしました。本学の先生が中心となって活動している「こどものアレルギー・食育研究会」メンバーの専門知識を活かし製作しました。
リュックの備蓄品には食物アレルギー対応のレトルト食品、クッキーも入っています。リュックのバックルにはホイッスルを付け、子どもでも警笛を鳴らせるようにしました。また、非常時を子どもたちにわかりやすく伝えるため「あんぜんすごろく」もリュックに備えました。
このリュックが子どもたちのお守りに、そして家族で防災のことを考えるきっかけになればと思っています。