幼児教育学科で「保育の心理学」の講義を担当している朴先生を紹介。
朴先生は、心理学の専門家。心理学を学ぶことで、表情やしぐさといった普段のなにげない行動から子どもの気持ちを理解して、子どもに寄り添う保育ができるようになります。保育と非認知能力との関係について研究をしていますが、恋愛の心理についての授業も学生に人気がある先生です。
最近、よく聞かれる「非認知能力」。幼児期から育つ自制心や共感力等の非認知能力が、将来の社会生活や人間関係に影響を与えることが言われています。困っている子を助け合ったり、一緒に遊んだり、仲直りする等の日常の中には、子どもの成長と発達において重要な非認知能力を育む機会がたくさんあります。
この「非認知能力」は、子どもだけではなく、保育者を目指す学生にとっても大切な力だということがわかってきました。
子どもが好きだからというだけでは十分ではなく、保育者のさまざまな非認知能力が保育には必要になってきます。
朴先生は、「保育者養成校学生の非認知能力と就職意識との関係」について研究をしており、保育者を目指す学生の非認知能力を測定し、どのような非認知能力を育成することが保育実習や教育実習の評価につながるのか、そしてどのような就職意識につながるのか探索的に検討し、情報分析力や言語処理能力、対課題基礎力が保育実習を高める非認知能力であることが明らかにしました。先日行われた保育学会で研究発表を行いました。
非認知能力とは、学校の成績やテストの点数じゃなくて、他のスキルのこと。非認知能力を向上させることで、保育者としての資質がより高まります。
愛知文教女子短期大学では、オペレッタやマーチングをクラスで作り上げたりする授業があります。舞台演出のアイデアをめぐって意見が対立しすることもあります。しかし、最後には、お互いの立場を理解し、さまざまなアイデアや視点が融合しあい、より豊かで深い発表につながります。この経験は、チームワークや創造力をさらに高め、「お互いを尊重し、ともに活動する」チカラを身につけることにつながっています。
自分の能力を信じて、子ども達によりよい成長を促せる保育士、保育教諭、幼稚園教諭に一緒になりましょう!